「初夏」というと、かつては浮き立つ高揚した気持ちになりましたが、年々暑さが厳しくなりげんなり感が強まっています。私だけでしょうか…。
梅雨の雨で勢いを増した雑草を刈ろうと早朝を選んで外に出ても、数分でめまいがして玄関に引き返したくなります。
日頃室内で過ごすばかりの身では、暑さへの耐性がなくなったと痛感します。
さて、先月までは小学校と保育園の歯科検診シーズンでした。
当院ともう一つの歯科医院で計4名の歯科医師が担当する小学校では、900名を越える生徒の検診を半日で行います。
小学生は先生の指示にしたがい順序良くほぼ静かに並び、「ロクマル、イーマル…」と読み上げる検診結果に耳を澄ませています。
何やらわけのわからない呪文を唱えられてるように感じるでしょうね。
ライト付きメガネと両手に持つ2本のミラー(今は贅沢にもディスポ)を駆使して口腔内をチェックしつづけ、検診が終了する頃には4名の熟年歯科医師の肩と腰がつらいことになっています。
なかなか過酷な検診デー、ヘロヘロ度の高いうちの院長はそのあと3時間以上の休憩を欲します。
どこそこが痛いと泣き言をこぼし、スタッフに労りの声掛けをしてもらい、ようやく午後の診療にのぞんでおります。
これに対して、今年から担当する保育園は60名程度ですので、副院長が一人で検診可能。
年長の子どもたちは、自分の番になるのをワクワクうろうろしながら待つことが多く、逆に年少の子どもたちは一人が泣き出せば皆も合わせて大合唱…。
にぎやかでエネルギー溢れる生き生きした表情が見られて、楽しいひと時です。
そして、子どもたち以上にパワフルに動く保育士さん!さすがです。
毎日お口をのぞく仕事をしていても、乳歯が永久歯に生え変わるしくみはまさしく神秘。
下の写真のように乳歯の根が溶かされ、ハグキの赤味が透けて見えるくらいのグラグラになっても、お子さんたちはほとんど痛がりません。
小学生のお子さんがいらっしゃるお父さんやお母さん方は、日々仕上げ磨きしながらこの人体の不思議を楽しくご覧下さい。
自分たちもこんな風に大人の歯に生え変わったのか~と、きっと感慨深いですよ。