vol.190◆紫のクリスマスローズ

今年の鹿児島は、桜がなかなか開花せず4月を超えてしまいました。
どうやら暖冬が影響しているとか。せっかくの卒業入学シーズンに桜が咲かないと、景色が華やぎを失ったようで残念です。
皆さまの地域ではいかがでしょうか?

花といえば、先月は患者さまより紫のクリスマスローズをいただきました。

 

クリスマスローズは、その名から冬に咲く緑がかった白い花のイメージでしたが、春先に明るい紫で咲くのは初めて見たので驚きました。 

 

どうやら日本に流通するのは温かくなってから咲く交配種で、銘々の由来となったクリスマスのころに咲くのは原種だとのこと。 

 

「庭先で咲いていたから」と紫のモクレンとともにいただき、どちらも暖かい日差しを受けてふっくらと花が開き、目にするだけで心が和みます。

こちらはモクレン。

美しくて、見ているだけで心まで柔らかくなりそうです。

E様、ありがとうございます! 

 

さて、4月は新生活スタートの季節ですね。

そして、もうすぐ小学校の歯科検診シーズン到来。 

 

当院が校医をさせていただく西谷山小学校は年々児童数が増えていて、検診も4名の歯科医師で担当しますが、時間内に終わらせるためにはなかなかの忙しさです。 

 

満足な明るさとはいかないライトの中、小さなお口を覗き込んで必死にお口の健康状態をチェックしますので、見落とされる小さな初期虫歯があるかもしれません。  

 

学校の保健室から発行される検診結果は、あくまでも「どうやらお子さまは虫歯をおもちですよ」といった、比較的おおざっぱなものととらえてください。 

学校の検診で指摘がなくても、歯やハグキに「何も問題ありません」のお墨付きが出たわけではありません。

少しでも疑わしいなら、かかりつけの歯科医院にご相談ください。  

 

元気な1年生に会えるのはもうすぐ。 

桜が咲くのと同じくらい楽しみです。

2017年04月01日