暦の上ではとうに秋を迎えていますが、早朝庭の草花に水やりするだけでも汗が滲みます。
当院で特に汗かきの院長は、まだしばらく診療中に保冷ヘッドバンドをつけることでしょう。かっこの悪さはご容赦くださいませ。
さて、ご家庭でお子さんのお口がぽか~んと開いていることに気づくことはありませんか?
本来ヒトは鼻で呼吸することが望ましい体になっています。
鼻は天然の空気加湿清浄機!
これを使わないなんてもったいない。
コロナ禍で、社会ではマスク生活が定着してしまったこの頃。
マスクするとどうしても息苦しいので、口で呼吸しがちになります。
それが口呼吸の習慣につながることが懸念されます。
もしお子さんのお口が日常ぽかんと開いている、食事のときに口の中の食べ物が見えたりくちゃくちゃ音がすることに気づいたら、要注意です。
ご本人にも気づいてほしいときは、鏡を目の前に置いて食事したり、ガムをかんでみるとわかります。
当院では、あいうべ体操をはじめ、お口まわりの筋肉の動かし方、舌の使い方、そしゃくの仕方などを練習する成長期の筋機能矯正治療を行っています。
矯正装置だけで歯並びを改善するのではないんです。
その時大切なのが、鼻呼吸。
口唇を閉じる力が弱い場合は、リップトレーニングも合わせて行います。
最近、唇の筋力を増進させる簡単な器具「りっぷるとれーなー」が発売されました。
昔は大きめのボタンにひもをつけて、唇ではさんで引っ張ってトレーニングしていましたが、原理は同じです。
院内で販売していますので、矯正治療までは考えていないけれど、お子さんのお口ぽかんは気になるという保護者の方は、ぜひご活用ください。
(当院での取り扱いはイエローのみ、税込220円です。)
起きている時はもちろん、寝ている時も鼻呼吸が健康に役立ちます。
お子さんとともに、大人も気を付けましょうね!