vol.204◆態癖ってご存じ?

無意識にしている日常の癖が顔の形や歯並びのゆがみ、
全身のゆがみをまねきます

これら以外にもいろんな癖があります。
形や機能のゆがみの原因になる態癖、
お子さんだけでなく大人もぜひ注意しましょう!

 

先月は久々に桜島の「ドカ灰」に見舞われた鹿児島市、梅雨入りして雨が灰を洗い流してくれるので助かっています。
ここ数年、ほとんど降灰を気にすることなく生活していたので、今さらながら桜島が活火山であることを思い知らされます。

モクモクと噴煙を上げる雄大な眺めは鹿児島のシンボルであり、自然の営みの大きさを意識させてくれる存在です。
ただ今「西郷どん」に沸く鹿児島、観光でいらした多くの方々にはこの姿を記憶に残していただきたいと思います。

さて、先月末にわたくし副院長は「態癖」についてのセミナーを受講してきました。

歯並びの治療を行う上で、お口や顔に関わる癖は治療に影響する大きな要因となります。
すでに口唇や舌に関わる癖はトレーニングでの改善を治療に取り入れていますが、さらに広い範囲で癖をとらえ、皆さんの全身のゆがみを減じてより快適な日常生活を送れるようにと考えます。

成長期のお子さんはもちろん、大人でも癖がまねいた顔や咬合のゆがみが全身のゆがみと関連し、身体にいろいろな影響を及ぼすことを皆さんに知っていただきたく、院内ではポスターとパンフレットでご紹介しています。

「無くて七癖、あって四十八癖」と言われるように、癖は自分では無意識にしているので気づきにくいものです。
パンフレットには態癖のチェックリストをお付けしましたので、ぜひご家族と一緒にご自身の癖に気づいて見直していただけたらと願います。
 
ちなみに、わたくしは治療中に歯をくいしばる癖、そして眉間に力が入る癖に気づいています。
すっかり深く刻まれたほうれい線と眉間のしわにおののき、鏡の前で「態癖注意!!!」と気を引き締める毎日です。

とほほ。


2018年06月01日