日本の各地で梅雨入りし、雨に濡れたあじさいや新緑が美しい6月。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

今月、6月4日からは「むし歯予防週間」が始まり、各地でお口の健康に関するイベントが開催されています。
ちょうど小・中学校、高校では歯科検診が終わった頃でしょう。
大人も年に少なくとも1度は歯科検診をオススメします。
特に年齢が上がるにつれて、歯周病が進行しやすくなります。
ぜひこの機会に、地域で催されている検診サービス等をご利用になり、お口の健康状態を見直してみてください。
ちなみに、ご自分の歯が20本以上残っている70歳以上の方は、4本以下しか歯が残っていない方に比べて、体の病気で費やす費用が1ヶ月平均約9000円少ないという報告があります(兵庫県国保団体連合等の調査、平成17年10/4
読売新聞)。
近年、歯周病などの歯の病気を招く細菌が、糖尿病や心筋梗塞などの一因になるという研究も報告されています。
さらに、本年5月27日には、歯周病によりがんのリスクが高まる可能性があるとの研究結果も報告されました(インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士ら)。
お口の健康増進が体の健康増進にも役立ち、医療費が抑えられるなら一石二鳥以上ですね!