vol.191◆名古屋へ行ってきました!

だんだんと気温が高くなり、過ごしやすい5月を迎えました。
皆さまお元気でしょうか?

先月は、ちょうど桜満開の頃に名古屋城を観に行きました。


ボランティアガイドさんが場内の案内をしてくださって、なかなか知りえない楽しい情報を交えながらの見学、とても充実したひとときでした。

昭和20年(1945年)空襲により天守閣、本丸御殿ともに焼失。
現在、10年の歳月をかけて復元されているところで、あと1年で完成だそうです。

取り外すことができた襖絵や天井板絵などは「疎開」していて焼失を免れ、今も大切に保管され、多くが国の重要文化財に指定されているとのこと。
この「狩野派」の絵師を中心に作られた襖絵などは、平成4年より復元模写が進められ、現在御殿の中をきらびやかに飾っています。
すでに25年もその緻密な作業が続けられているとは、なんと時間が必要なことか!と驚かされます。
 
襖絵の中でも、興味を惹かれるのは虎の親子の1枚。
絵師たちは雌虎と小虎の実物を見たことがなく、想像で描いたためにヒョウ柄になったとのこと。

えーっ、それってマジですか?と疑いたくなるお話ですが、確かにその姿で描かれています。


現在まで残っているということは、長くバレずに済んだのでしょう。

絵師の方々、命拾いしましたね。

 

さて、名古屋のシンボルともいえる金のシャチホコについて、♂♀があるってご存知でしたか?

(写真はシャチホコの模型です)

雄(北側)と雌(南側)に分かれており、大きさや形が異なっていて、うろこの数、そして歯の数は雌で多いそうですよ。

確かにネットで探して見比べると片側で1本差があるような…。

歯の数の違いはなんでだろうかと、不思議に思うことでした。

 

昨年の震災で大きな被害を受けた、鹿児島の隣県熊本の熊本城も、いつか見事に復元されることを祈ります!

2017年05月01日