例年より早い梅雨入りのあと、6月末には明けて本格的な夏到来です。
鹿児島では紫陽花の季節にあまり雨が降らず、ご近所の庭先からのぞく花々がぐったりして、あっという間に盛りを過ぎたように感じました。
このところ、各地でクマやイノシシの出現がニュースになっています。
彼らにとって本来は危険の多い人里に降りてでもエサを探しているのでしょうか。
民家に入り込むツワモノもおり、噛まれてけがをされることもまれではなくなりました。
ちなみに人の歯の数は親知らずを入れて32本で、クマの歯は48本、イノシシの歯は44本だそうです。
写真(上がクマ、下がイノシシ)を見てのとおり、頑丈そうな犬歯が際立っています。
さすがにこれに噛まれたくはありません。


鹿児島ではときどき山近くの道でタヌキが交通事故にあった様子を目にして、悲しくなります。
少し前に実家の甲府へ帰省の折、自分が乗ったのとは別の特急列車にイノシシがぶつかり、しばらく路線が止まることに遭遇しました。
ニュースでは新幹線や列車にクマやシカがぶつかり止まったとの報道も何度か耳にします。
彼らも命がけでの移動です。
気候が明らかに早いスピードで変化している昨今、同じ地球に住む生き物がそれぞれ必死に対応しています。
人間の便利や快適の追求とともに、お互いが無事に共存できる環境を作り出す努力が求められていると感じる夏の始まりです。