歯の絵本 後編

おかもと歯科オススメの絵本たち

絵本大好き!副院長が選んだ歯に関する絵本を、前・後編にわたりご紹介します。

 

勝手な書評つきで恐縮ですが、数ある中から「これはいいかも!?」と感じた味のある作品ばかりです。ぜひ親子で読んで楽しんでいただきたいと思います。


※当サイトでご紹介する絵本の写真は、各出版社に許可を得て載せています。

 


 

歯医者さんをちょっと身近に感じるかも?


「わにさん どきっ  はいしゃさん どきっ」
(五味 太郎作、偕成社)

 

 

歯が痛くなったわにさんと、ちょっと頼りない歯医者さんの両方からの視点でお話が進みます。

わにさんと歯医者さんの心の声が、なんとすべて一緒!

なのに場面にちゃんとぴったり合うから面白い!


五味太郎さん独特の絵は小さいお子さんにも読みやすく、親子一緒に楽しめる1冊です。

 

お子さんにとって恐そうでえらそうに見える歯医者さんも、結構ドキドキしていることに気付いてしまえば、少しは身近に感じられるかな?


おかもと歯科では、開院当初から人気の絵本です。

 


 

はみがきしようかな~という気になる、ちょっと恐い1冊

 

「はみがき、やーだよ!」
(スベトラーナ・チューリナ作、いぬいゆみこ訳、評論社)

 

 

タイトルのとおり、主人公のこぐま、ボリスははみがきが大嫌い。

両親に散々はみがきするようにいわれてもサボり続け、ついにある晩、全ての歯がなくなってしまいました!

 

ところがここからがボリスのすごいところ。

歯がなくなって「これはいいや!」と大喜び。友だちに自慢しに行くのです。

 

「みんな、みてよ!」と喜び勇んで報告するボリスですが、友だちはどう反応するでしょう。

ホントに歯がなくなっていいの?

 

はみがき嫌いのお子さんは、一度ボリスの気持ちになってみたら、はみがきを少しがんばろうかなと思うかもしれません。

もしかすると、はみがき嫌いのお父さん、お母さんも変わるかな?



歯が抜けそうなお子さんと楽しんでいただきたい、副院長の選ぶ歯の絵本No.1!

 

「歯がぬけた」
 (中川ひろたか作、大島妙子 絵、PHP研究所)

 

この絵本の第一印象は、強烈なインパクトの絵だ!ということです。
一度見たら忘れない個性的な作風が楽しくて、つい人に見せたくなる1冊です。

 

6歳ごろ、自分の歯が少しずつぐらぐらしてくるお子さんたちは、「この歯、どうなるのかなあ?」「歯がなくなるの恐いなあ」と誰しも不安を抱いているものです。

 

そんな不安を思いっきり吹き飛ばしてくれるのが、主人公の男の子。

歯がなくなった隙間で遊んだり、抜けた歯をどうしようかなあと考えながら繰り広げられる様々なアイディア(?)がとってもユニークです。

そういえば自分も、前歯の抜けた隙間に何かはさんだりしてたっけ…。

 

子どもたちはワクワクできて、大人も思い出し笑いができる、読み終わってつい「ふふふっ!」と見合わせて笑顔が出るのでは。

 

絵本にあまり興味がないお子さんでも、きっと楽しめると思います。

 


2019年07月01日