歯と口の健康週間 標語いろいろ

 

時代を映す鏡かも?
 

毎年6月4~10日までの1週間は「歯と口の健康週間」です。

ご存知の方は意外と少ないかも知れませんが、よい歯を目指すための標語が歯科医師会より毎年発表されています。

 

なんと昭和3年から始まり、昭和18~23年の太平洋戦争中と昭和44年を除き、令和元年までに48の標語が出されています。

 

最近は公募しているようですが、初期の標語はまさにその時代背景を映す鏡のよう。

面白いのでトピックスに載せてみました。

 

  歯の衛生週間標語
昭和 5年 六歳臼歯を大切に
昭和 6年 よい歯で よく噛みましょう
昭和 7年 強い歯をつくれ
昭和 8年 歯は健康の第一線
昭和 9年 御国を守れ 歯を護れ
昭和10年 健康は先ず 歯から
昭和11年 強い体に丈夫な歯
昭和12年 つとめて受けよ歯の検査
昭和13年 正しい歯列で 輝く健康
昭和14年 歯牙の愛護に輝く体位
昭和15年 強い歯は母でつくって子で護れ
昭和16,17年 よい歯で よくかみましょう
昭和24年 からだも 心も輝く よい歯
昭和25年 みんなで受けよう歯の検査
昭和26年 いつも清い歯 丈夫なからだ
昭和27~29年 歯は健康の見える窓
昭和30,31年 よい歯で よくかみ よいからだ
昭和32年 強い歯は 母でつくって子で守れ
昭和33年 よい歯で よくかみましょう
昭和34~43年 よい歯で よくかみ よいからだ
昭和44~46年 歯をみがこうそれが我が家の合言葉
昭和47~62年 よい歯で よくかみ よいからだ
昭和62~平成3年 歯がだいじ食べる楽しみいつまでも
平成4~6年 長生きは丈夫な歯から歯ぐきから
平成7年 心がけ ひとつでのびる 歯の命
平成8年 おいしいね かめる喜び みんなの幸せ
平成9年 80年 心も元気 歯も元気
平成10年 いつまでもみがいてかんでじょうぶな歯
平成11年 かがやく歯 あなたの笑顔のパートナー
平成12年 めざそうよ 家族全員 きれいな歯
平成13年 歯がつくる こころの元気 からだの元気
平成14年 じょうぶな歯 健康づくりの 第一歩
平成15年 わたしの歯 みらいへつづく たからばこ
平成16年 いつまでも すてきな笑顔と かがやく歯
平成17年 じょうぶな歯 いつもごはんが おいしいね
平成18年 ごちそうさま おはしをブラシに 持ちかえる
平成19年 ずっとずっと いっしょがいいな 自分の歯
平成20年 ありがとう いつもはたらく 歯に感謝
平成21年 かみしめる 生きる喜び 歯とともに
平成22年 広げよう 「噛(か)む」から始まる 健康づくり
平成23年 みがこうよ 未来へつなげる じょうぶな歯
平成24年 歯みがきは じょうぶなからだの 第一歩
平成25年 健康は 食から 歯から 元気から
平成26年 歯と口は 健康・元気の 源だ
平成27年 おくりたい 未来の自分に きれいな歯
平成28年 健康も 楽しい食事も いい歯から
平成29年 「おいしい」と 「元気」を支える 丈夫な歯
平成30年 のばそうよ 健康寿命 歯みがきで
令和元年 いつまでも 続くけんこう 歯の力


昭和初期はやはり「お国のために」という色が濃いですね。

「第一線」とか「体位」という、若い方には正確な意味がよくわからない言葉が使われています。

 

個人的には平成8年の「おいしいね かめる喜び みんなの幸せ」が好きです(字余りですが)。

 

皆さんはどれがお好きですか?

次の標語はあなたが考えてみましょう!


2019年07月01日