パタカラを使ったクチビル健康法 その2
あなたはご家族の方にひどいイビキを指摘されたことはありませんか?
あるいは、朝起きると口が乾いていたり、のどがイガイガ、タンがからむことはありませんか?
これらの症状がある方は、睡眠中に無意識に口で呼吸している可能性があります。
そしてそれは身体の健康を脅かすものかもしれません!
今回は睡眠中のイビキ、口呼吸の問題と、それを改善するためのリップトレーニングについてご紹介します。
これが口唇筋力をアップするリップトレーナー「パタカラ」
イビキ、かいてますか?
睡眠中、知らず知らずのうちにご家族や友人に迷惑をかけているイビキ。
自分では気づかないことが多いものですが、あなたはいかがですか?
ある男性は、今まで指摘されたことはないから自分はきっとイビキなどかかないだろうと予想していました。
しかし、奥様に尋ねたところ、かなりひどいイビキで毎夜眠りを邪魔されていると聞かされました。
どうして今まで黙っていたかと聞けば、
「だって私の父もひどいイビキだったから、男の人は皆そういうものかと思って」
とのこと。
身近な人からも尋ねなければ知らされないことがあるようです。
知らないのはご自分だけかもしれませんよ!
イビキとは?
イビキとは、寝ているときに舌の根元が気道を狭めることによって生じる音です。
つまり、空気の通り道が狭くなっていることを表すサインです。
疲れたときにほんの少し音がするくらいはよいですが、毎晩大きな音を何度も立てられては、一緒に寝ているご家族も大迷惑。
しかもそのイビキの途中に瞬間的に息が止まることがあったら要注意!
「ガガーッ、ガガーッ、ゴッ!」といってしばらく静かになり、また「ガガーッ、ガガーッ」と始まるようなイビキ、これは気道がふさがって空気が通らない、瞬間的な無呼吸すなわち窒息の状態です。
医学的には「睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれる病的な状態です。
人間は空気を取り込まないと酸欠状態になり、細胞は生きていけません。
無呼吸がおこると身体は大慌てで「助けてー!酸素!酸素!」と反応します。
寝ているつもりでも、脳からは「起きろーっ!」と指令がでて深い眠りから揺り動かされ、浅い眠りをうつらうつらしている状態になります。
あるいは、酸素を脳にまわそうとしますので、「血を送れ!」と血圧が高まります。
毎晩血圧を高める必要を身体が感じ取っていれば、日中の血圧も自然と高くなってくることでしょう。
もともと高血圧症の方には大変危険なことです。
イビキとともに、こんな症状ありませんか?
◇よく夢を見る
◇夜中にトイレに起きる
◇長く寝ても昼間に眠い
◇長く寝ても身体の疲れがなんだか取れない
◇原因不明の高血圧症といわれる
◇朝の血圧が高い
これらの症状に当てはまる方、特に上半身が太りぎみの方は要注意!
睡眠時無呼吸が影響している可能性があります。
日中の仕事の能率があがらない、頭がすっきりしないなど、なんとなく「絶好調!」といえない身体の不快感も、睡眠時無呼吸による健康障害の表れかもしれません。
最近の事例では、電車の運転手が昼間に居眠りして事故を招いたことは、睡眠時無呼吸症候群に起因すると指摘されたことが記憶に新しいでしょう。
単に音が迷惑なだけでなく、生命も脅かすおそれがあるイビキ。
あなどれない存在ですね。
朝、口が乾いてますか?
人間は鼻と口で呼吸することができます。
同じ空気を吸い込んでいますが、実はどちらから吸い込むかで空気がかわります。
鼻にはご存知のようにたくさんの鼻毛があって、空気の中のほこりや病原菌などを吸着するフィルターの役割をしています。
また、鼻を通った空気は適度な湿り気と温かさを得て気道へ流れます。
ところが、口から吸い込んだ空気はフィルターなしにそのままのどに到達します。
ほこりや病原菌をそのままに、しかも冷たい乾いた空気を直接身体に取り入れることになり、口やのどの粘膜は乾燥して炎症を起こしやすくなります。
実際、歯周病の方でも口呼吸の場合は、一生懸命歯磨きしているのにハグキの炎症が非常に治りにくいものです。
また、口で呼吸する方ほど扁桃腺は腫れやすく、風邪を引きやすいともいわれます。
口やのどの粘膜は唾液に覆われて守られているのです。
口呼吸を鼻呼吸に!
知らず知らずのうちにご家族や友人に迷惑をかけているイビキ。
身体の健康を脅かす口呼吸は、ご自分のちょっとした努力で改善できます!
それに活用するのが口唇筋力トレーナー「パタカラ」です。
口唇を閉じる力が弱いと、睡眠中にどうしても口は開いてしまいます。
リップトレーニングによって口唇を閉じる力を強化することで、睡眠中も口を閉じやすくなります。
また、このトレーニングによって同時に舌根の力も鍛えられ、寝ているときにのどの奥へ舌が沈むことを防ぎ、イビキの減少と睡眠時に無呼吸になることを防ぎます。
「寝ているときのイビキは無意識なんだから、どうにもできないよ」とあきらめていた方に、ぜひお使いいただきたいと考えます。
日頃から口呼吸の習慣がある方がお使いになれば、より楽に口を閉じて鼻で呼吸することができるようになります。
使い方についてはトピックスでご紹介していますので、ぜひご覧下さい。
ちなみに、長くお使いいただくコツは、ご自身で「治したい!」と願い、面白がってすること、そしてプラスαの効果も楽しむことです。
「パタカラ」によるリップトレーニングでは、顔やせやダイエット効果、脳の前頭葉を刺激する効果(記憶力アップ、ボケ防止)ほか様々な効果が報告されています。
ぜひ楽しく続けてくださいね。
終わりに
リップトレーナー「パタカラ」は、すでに数多くのテレビや雑誌で紹介されています。
鼻呼吸促進による口臭の予防、イビキの防止、顔やせ、リハビリ等に広く効果が現れることが報告され、鼻呼吸の大切さとともに、口元からの健康増進が見直されはじめています。
どなたでも活用できる「クチビル健康法」として、ぜひ気軽にお試しいただきたいと考えます。
※「パタカラ」は平成19年より、医療用器具として認定を受けた「メディカルパタカラ」になりました。